
沖縄本島
2007
ライトキューブと3つの庭
古いCB造の平屋が建ち並ぶ住宅地に建つ住宅である。友人が気軽に集えるホワイトキューブの家ということと、夫婦でコレクトするモエ・エ・シャンドンを家の中心に据え、アーティスティックに演出することを望まれた。
順に和室、ホール、2階への螺旋階段リビング+ダイニングキッチン、サニタリースペースへといった諸室が1、2、3を囲いながら敷地の形状に沿って並んで配置される。2階には主寝室、ウォークインクローゼットとふたりのお子さんの部屋が配され、極めてシンプルなプラン構成と敷地は80坪強あるが隣地には古い家屋が迫っていて建ち並ぶような場所で、環境としては決して良好とはいえなかった。
そこで、我々はどこの部屋にも日照と風を取り入れるように各部屋の間に庭1、庭2、庭3をそれぞれ設けた。東側の道路側からエントリーし、玄関に進入していく。
庭1、2、3を各部屋の間に設けることによって隙間が生まれ、あちこちから建物内に光、風が取り込まれ、建物内の隅々まで光に満ち、毎日が春のようなポカポカとした、明るく快適な空間が獲得されたと考えている。またホワイトキューブの住宅は夜間には、全体が灯篭のような光の箱となって、外部周辺にやさしく明かりと爽やかな夜の景色を演出してくれている。