
沖縄本島
2016
カスタム車を眺めて過ごす家
週末毎にカスタム車専用レースに、エントリーするのが趣味というクライアントの為の住宅である。敷地は宜野湾市丘陵地、2階からは西海岸と市街地が一望できる場所に位置し、建物は3棟から成る。主屋はクライアントの住まいで、北側の平家はゲスト専用住居、そして主屋からコートテラスを介してカスタム車専用ガレージ棟の3つから構成されている。
主屋のプランは、1階にエントランスホール、リビング、ダイニング等のパブリックエリアと子供部屋2室、乗用車2台収容可能な駐車場。2階は夫妻の主寝室に御主人のボビールーム、奥様のレッスン室、シアタールーム、更に2室共にスタイルの違うジャグーが設置されたサニタリールーム等のプライベートエリアが配された。
主屋から北側に適度な距離感に配置された平家のゲストルームは、落ち着きのある佇まいを意識した外観に、LDKと個室、水回りがあるだけの最低限暮らす為に必要な部屋が用意されている。
ガレージ棟は、中央のメイン室にカスタム車が2~3台展示できる空間に、リフト機材が設置された修理室、更にシンクカウンターのあるカフェ室から構成されている。
メイン室はクライアントが毎夜、車いじりが快適にできるよう、室内の仕上げや照明をショールームのように演出。カフェ室のカウンターでは、数人の友人と酒を酌み交わしながらカスタム車の談義で花を咲かす、楽しい時間が過ごされる場となる。
カスタム車と共にあるラグジュアリーな暮らしは、3棟が分離した建物の適度な距離感が緊張感を与え、プランと空間の完成度の高さによって成り立った住宅である。