沖縄本島
2019
E-Horizon Sesoko pension
5棟の建物は、瀬底大橋を車で渡ると自然豊かな視界が広がり、青青と輝く透明度の高い海とビューブリッジが楽しめるロケーションの島の小高い場所に位置する。 クライアントは札幌市内で不動産業を営んでおり、この建物はここ温暖な沖縄で初のプロジェクトとして建てられたペンションである。
国内だけの利用者だけでなく、国内外、特に東南アジアの観光客を広くリピート可能にすることを目的として建てられた施設である。
クライアントが求めた事は、住宅のスケール感と東側の海岸線に向けて積極的に「ウチ」と「ソト」が繋がり、活発に人が移動するイメージであった。 その結果、全ての棟でリビング/ダイニングがテラス或いは、インフィニィティプールに直接アクセスできる構成となっている。又、個室は2部屋づつ配され、サニタリースペースは極力海側の豊かなロケーションを獲得できるように配置されている。
瀬底島は近年、大型リゾートホテルや宿泊施設が乱立して開業し、多くの観光客が気軽に楽しめる離島として本部町から全長762mにもおよぶ瀬底大橋を車で渡って入ってくる。 今回のプロジェクトが目指したのは大衆観光客ではなく、家族や少人数のグループで、ある一定のプライバシー感を持たせることが可能な非日常的な場所。海の眺望や自然を楽しむ為にどれだけシンプルにリラックスした過ごし方ができるかをテーマとしたペンションである。