K-Style Resort/海への眺望とミニマルなインテリアが自然の豊かさを強調するホテル
建物は本島北部今帰仁村の東海岸を一望する高台に建ち、島々が重なるように連なる風景は何処か瀬戸内海の景色のような雰囲気漂う場所に位置している。
3棟で構成されたホテルは、ある一定の距離感を持たせ海に向かって先端が2mづつズレた配置となっている。地下1階、地上2階建て、屋上にはプールが備えられ、その屋上はブリッジで3棟が繋がりアクティビティで豊かな空間が構成されている。
約600坪弱の敷地は海に向かって下るなだらかな傾斜面となっており、見晴らしを遮るものがない開けた環境に、絶景と静かに対峙するかのようにシンプルなボックス形の建築を配置した。
内部では1階リビング/ダイニングの大開口を開け放てば、テラスを介し目の前に空と海が広がる。同様に2階寝室からはリビング上部の吹き抜けを挟み海への眺望が広がる。屋上は海へと繋がるインフィニティプールやデッキテラスに身を置くと、眩しい日差しが自然と渾然一体化したかのように感じられ清々しさに包まれた空間となる。
雄大に海が広がる景観を受け止め、あらゆる角度から生かしきった力強い建物は、内外部ともに端正なディテールで構成され、壁、天井は杉小幅板張りとコンパネ仕上げで粗なコンクリート打放しのいたってシンプルな仕上げである。
そのミニマルな内部空間にはモダンで洗練されたイタリア家具や調度品が備えられ、更に県内アーティストによる現代アートが室内を彩る。
今回のプロジェクトはカップルや家族、少人数のグループが宿泊可能な施設。コンクリート打ち放しで粗形な3棟で構成された建物が、一定のプライバシーを保ちながらも時には繋がり、時には距離を取り、アクティブで非日常的な「場」の提案ができたと考えている。海岸線にぽつぽつと浮かぶ商船と海への眺望や自然を楽しむ為にどれだけシンプルにリラックスした過ごし方ができるかをテーマとしたミニマルなホテルである。
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