進行中
2024
うるま市火葬場整備事業(設計中)
本業務は現火葬場の更新に合わせて、新たなうるま市新火葬場の整備計画である。令和9年1月29日の併用開始を目指し早急に事業を進めるにあたり本事業は設計段階から合理的な施工計画を検討し、施工技術を設計に反映させることのできる設計施工一括発注方式(デザインビルド方式)により行う計画である。
「厳粛さ」と「静けさ」をテーマに「心穏やかに故人を見送ることのできる安らぎの場」の場所として提案を行った。人生の終焉は、「荘厳かつ厳粛」、葬送の場に相応しい、文化施設でなければならないという考えのもと「静けさと自然に還る」をコンセプトとして掲げた。
奄美、沖縄地方に伝わるニライカナイ信仰によると、古来より海の彼方に常世国(東側の海)があり、その世界から神はやって来て、還っていくと信じられている。その伝説にならい炉室、炉前ホールの視線が東海上に向けて抜けるよう配し、故人が常世の国へ還っていけるよう、輪廻転生をテーマとした平面計画、空間デザインとした。